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具体と抽象

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具体と抽象

世界が変わって見える知性のしくみ

 

具体と抽象 ―世界が変わって見える知性のしくみ

具体と抽象 ―世界が変わって見える知性のしくみ

本文の「はじめに」に書いてある

抽象の世界というのは具体の世界と違って、見えている人にしか見えません。したがって、「見えてしまった人」が「まだ見えていない人」とコミュニケーションするのは一苦労どころの話ではありません(実際はまともに意思疎通することは、ほとんど不可能です)。

に非常に興味を持ちました。

 

時々、話の噛み合わない現象に遭遇することがありますが、根っこにはこの「具体」と「抽象」の捉え方の違いがあるのだと納得です。

世の「永遠の議論」の大部分は、「どのレベルの話をしているのか」という視点が抜け落ちたままで進むため、永遠にかみ合わないことが多いそうです。

この事を知っていれば、普段の会話や議論の中で相手が話しているレベルや抽象度、具体性を汲み取って話を聞けば、会話が平行線になることを避けることができます。

「もしかしたら、私には見えていない抽象概念の話をしているのではないか」

「表面的なことではなく、そこからつながっている本質的なことを語っているのではないか」

このようなことを意識して話を聞くだけで相手への理解度は変わってきます。

 

また、基本的に具体の世界は「量」重視であるのに対して、抽象の世界は「質」重視であるとともに、「量が少なければ少ないほど、あるいはシンプルであればあるほどよい」という世界になっています。

「本質をとらえる」という言い方がありますが、これもいかに表面事象から抽象度の高いメッセージを導き出すかということを示しています。

 

具体の世界だけで生きていると、一つ一つの事象に振り回されますが、それらの事象をすべて抽象度の高い判断基準に合わせて処理すれば「ぶれ」が少なくなるそうです。

大きな理想という抽象レベルの目標を掲げながらも、目の前の具体的な行動も大切で具体と抽象の往復を日常的に行っていきます。

 

「具体と抽象」の全体像をつかむには、まずは徹底的に現実を観察し、 実践の活動を通して世の中の具体をつかみ、それを頭の中で抽象化して思考の世界に持ち込む。そこで過去の知識や経験をつなぎ合わせてさらに新しい知を生み出したのちに、それを再び実行可能なレベルにまで具体化する。これが人間の知とその実践の根本的なメカニズムということになると考えられています。

 

最後に、こうした抽象化思考をうながすには、多種多様な経験を積むことはもちろんですが、本を読んだり映画を見たり、芸術を鑑賞することによって実際には経験したことのないことを疑似経験することで、視野を広げる必要があるとあります。

 

私たちが一生のうちに経験できることはわずかであるため、様々な思考を育てていくためには、たくさんの人の経験を得る習慣を続けていきたいです。